ふと入った本屋さんで
帯につられて買いました
「コンビニ人間」
芥川賞を取った本ですね
昨日買って、昨日読み終わりました
芥川賞受賞作品って読みにくそうって勝手に思ってたけど決してそんなことはなかった
〜ネタバレ感想など〜
帯にも書いてあるけど、「普通ってなんだろう?」ってことを問われているなと
普通って、多数決で決まったようなことがいわゆる普通なんだと思うけどさ
そういう一般論は置いておいて
バター自身が、このストーリーそのものに普通を求めていたことに気づいた時の衝撃よ
普通を求めたっていうか
バターの価値基準による普通を願ったというか
「現代を生きにくそうな主人公に、普通に幸せになって欲しい」とか思ったし、
「性格に難ありな白羽に、いい男に変わって欲しい」とか期待しちゃってたもんな
そもそも普通の幸せってなんだし
いい男ってどんなよ
っていう
多様性とか個の時代とか、意識してるつもりだったけど笑
自分が考える普通の幸せ=みんなにとっても普通の幸せ
という前提で、悪意なく他人や家族に対してそうあるべき(普通に幸せになるべき)と思ってしまっているかも
人は人、自分は自分と思っていたつもりだったのに〜
改めて「普通はこうだよな」
じゃなくて
「自分の好みはこっち♡」を知ろうと思ったバターでした
帯書いして良かった♡